ご紹介の本を読む
本にはいろんな世界がある
『収容所から来た手紙』
この本はプログコメント仲間のイエティさんが、2024年12月26日投稿の中で、今年読んだ本の中で特に印象に残った12冊の中の1冊として紹介されて
います。
イエテイさんのプログについては私が記するまでもなく皆様ご存知ですね。
イエテイさんのプログを訪問すると、料理、刺繍、ガーデニングなどそりゃあ多岐に渡り親切に案内されています。
長年プログを訪問していると本、本、本大好きという読書家でもあると思うのです。
一年で相当な本を読む愛読破家と察するのです。
今回ご紹介された中の一冊『収容所から来た手紙』を読んでみることにしました。
何故かというと、束の間の平和を甘受しているかも知れない現在、収容所という文字に釣られたのです。
収容所、遺書とくればシベリア抑留がピンときて興味が湧いたのも一つ。
家から歩いて10分の市立図書館へ。
ありました。ありました。
辺見じゅん著::
内容は、敗戦から12年目に遺族が手にした6通の手紙。
ソ連軍に捕らわれ、極寒と飢餓と重労働のシベリア抑留中に死んだ男のその遺書は、彼を欽慕する仲間たちの驚くべき方法により厳しいソ連監視網をかい潜ったものだった。
悪名高き強制収容所(ラーゲリ)に屈しなかった男たちのしたたかな知性と人間性の感動の傑作です。
因みに昭和51年の厚生労働省の調査
旧満州、樺太などからソ連軍によってシベリアに連行された日本人は、民間人を含めて五十七万四千五百三十人だという。
しかし、ソ連国防省軍事図書部刊行の記録では六十九万九千百七十六人となっている。
ラーゲリは約千二百ヶ所
東はカムチャツカから西はドニエプル川の流域、北は北極海に近い極北の地から、南はパミール高原の西麓という広大な地域に点在している。
望郷の思いを抱いたまま果てた人々の数は七万人以上とされている。
その数は日本の地方の中都市の人口に匹敵するのでは。
自分で選んだ本、人様からご紹介された本
本は人を魅了する、没頭させる果実
📚📖📘
この記事へのコメント
まぁ何と!ありがとうございます。
早速この本、手に入られたのですね。
紹介させて頂いた本を、ブロ友さんが同じ様に興味を持って読んで下さると言う事、とても嬉しいです。
読み終わった後の感想なども聴かせて頂けたら嬉しいです。
小さいころ体験を明るく話していたのを聞いた記憶がありますし、ロシア語の2、3は今でも覚えています。大きくなってからは聞かなかったです。
父はどのように考え、どのように思っていたのか、心の奥は分かりません。
シベリア抑留関連の本を読んでみたいような、読みたくないような。。。
コメントありがとうございます🌴
なんであれご自分でいいと思ったものが一番です。
継続できるし、没頭できる面もありますから。
コメントありがとうございます🌴
終戦後も彼の地で存在していたことに驚きます。
収容所の出来事を残す、伝えることの道具として記憶力のみで持ち帰った事実ですね。
コメントありがとうございます🌴
日本、故郷を思いだしながら彼の地で残念な思いで朽ち果てた方々のお気持ちは我々には察せられません。
人数の多さには驚きます。
俳句を通じて、師と仰ぐ方の思いを記憶のみ一本で持ち帰る。
権力に邪魔されず、堂々と持ち帰り遺族にお伝えする行動。
そこには心、真心、潔ぎよさ、真髄を読み取ることができます。
お父様の実情は分かりました。
親は子には真実は語らないし、彼の地での苦難は口外したくないと思います。
この本を読んでつくづく思うのです。
コメントありがとうございます🌴
身内に近くの方がいると、お気持ちはよく分かります。
同じような本を読んだ事があります。
そりゃ地獄です。
それでも知るということが大事と思い読んでいます。