2018年01月11日

郷中 教育?体験して

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『ワイ たちゃ わっとかぁ~~」
「おいたっがぁ~~ゆうこちゅを 皆に教ゆたっどう」

NHK 西郷どん が始まりました。


目上の人は尊び、年下にはわかるまで鍛えて教える。


私は昭和20年代の後半の生まれ。確か小学5~6年のころと思います。

鹿児島市から約10kmの村(昔はどこも、むらかそん) (今は鹿児島市と合併して町…ちょう)

思い浮かぶのは昔の面影が色濃く残っていたことです。

それは、公民館の存在。

大人も子供も何かにつけて行事があると利用していました。

春、夏、秋、冬になると必ず子供は公民館に集合させられました。

何をするか。
大先輩(一つ上でも、学習能力が少し劣っていても)の方々の教えです。
男子も女子も大先輩の教えに絶対従うのです。絶対です。

男子も女子も一同に集まり正座して挨拶から。
先輩諸氏の目は上から。
怖かったですねぇ~~。

●女子の教え……挨拶、年配者諸氏を敬う心、裁縫、料理、お茶碗の拭き方直しかた、拭き掃除…etc

 これは姉から教えていただきました。

●男子の教え……挨拶、年配者を敬う心、相撲、剣道、公民館周辺の草刈り、拭き掃除、トイレ掃除…etc
  相撲も剣道も防具なんてありませんでした。ただ生(なま)で。

真面目に取り組まないと年配者からパシッ。
「なんでわからんとよッ」 バシッ。

特に、長老、今でいう認知症の方、不具合のある方々を大事に!!大事にせェ~~よ。
それは男女関係なく。
接し方、態度には特に厳しかった。
低学年(小学1年でも2年でも)だろうが容赦なく。バシッ!!

だから、目上の方には、どこですれ違っても、「こんにちは」「こんばんは」と必ず挨拶をしていました。

私も、そいう教えを自分より年下にも教えていました。

厳しいとか、あの人、あの先輩が嫌いとか、もう行きたくないとかは全く思わなかったのです。
自然に受け入れていました。


教えは今でも大事にしています。
これが郷中教育の一つの教えかわかりませんが。
ただ鹿児島ではどこもそうでした。

  ……人を大事にする……








posted by ノンキー at 22:33| Comment(8) | TrackBack(0) | tozann | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする